1月〜2月にかけて、モカとココアの去勢手術をお願いしました。

ココアは術後の経過が良かったのですが、モカは傷口を舐めて化膿し膿瘍になってしまいました。


犬猫と同じエリザベスカラーをつけていましたが、装着してない時間に雑菌が入りました💧

◇普段の毛繕いが丁寧またはしつこく時間をかける

参考までにココアの毛繕いは一部位につき3舐め、全体でも3〜5分しか毛繕いしません。

これはこれで、しなさすぎですが。

モカは一部位につき5〜納得するまで舐め、全体も長いと1時間近く毛繕いをしています。

その分、水分量の摂取が多いです。

可愛い仕草なので普段の生活では気にしてなかったけど、術後は舐める危険性は非常に高かった。

カラーの上からも、しつこくずーっと舐め続けていました。

腫れが酷く接着剤を噛んでしまったようで病院へ、術後3日目に通い、抗生剤を倍量で飲ませる。

1週間後は膿が出来てしまい、抗生剤+軟膏でカラーは膿が外に出てくる傷穴があるうちは、装着したまま。

その10日後の再診で小さくなり、抗生剤のみ続けています。

1番辛かったのは、カラー装着中です。

モカは幸い食欲があったので、食べにくいのと毛繕いしにくいことを除けば、イライラしてる様子は見られませんでした。

うさぎのカラー生活で人間が大変なのは、盲腸糞の処理。


通常は肛門に口をつけて直接食糞しますが、カラーでは出来ず、出たら探し回って食べることを繰り返していました。

うさぎによっては、盲腸糞を人の手から食べなかったり、時間が経つと食べなかったり、潰れると食べなかったりするそうです。

が、さすが食欲と綺麗好きのモカは、問答無用で食べ尽くしてくれました(笑)

ただ、ケージ内はうっかり潰した盲腸糞で汚れ、モカも踏んづけて汚れ、カラーの外側に付着、取ろうとした前足も汚れているという地獄絵図で朝が始まりました😓

この世のものと思えないくらい、物凄くキツイ臭いもします。

この臭いも個体差ありますが、酸化した発酵食…湿気と混ざると臭いが酷くなります。

でもカピカピに乾燥するとペット用のウェットティッシュでしか落ちないので、毎朝除菌消臭と清掃。

午前中〜午後3時までに多いと8回は盲腸糞を出すので、家にいる時は手で拾って食べさせたり、カラーに引っかからないように、モカの身体を抱っこしてトイレに乗っけて食べやすくしたりしました。

モカの身体についた盲腸糞は、ウェットティッシュで毛ごと解し、目の詰まったコームで取り除きを毎日。

体臭はグルーミングスプレーでも効果がないので、カラーが外れてからモカ自身の毛繕いで汚れや臭いが落ちました。

うさぎの唾液ってすごい!

汚れ落しと消臭に関しては、人間の作ったスプレーより優秀。

雑菌を取り除けば、うさぎの唾液成分を調べて消臭剤や汚れ落しとして商品化すればいいのに。

ともあれ、皮膚膿瘍はとても治りにくい疾患。

ネット情報ではうさぎの膿瘍は歯根膿瘍が多くて、部位が目の上や頬、顎下などの症状ばかりでした。

皮膚膿瘍は足裏が多いそうで、部位がモカと違うし去勢手術からの化膿のケースが少ない。

元々、去勢手術自体の情報も少ない。

そんな中での治療に、あたふたしましたが、とにかく膿が溜まってるなら絞り出すしかなく、ぷっくり腫れたタマタマ(と言っても中身は膿で玉はないけど)を、ぎゅうぎゅう絞りました。

夫は可哀想で見てられないと言って最後まで膿絞り出来なかったですorz

膿はチーズ状でドロっとしてるなどと動画や画像で見ましたが、あんなに真っ白でもなく、ドロドロではなかったです。

モカは術後化膿だからか血液と混ざって薄ピンクの膿で、瘡蓋のようにも見えたし、チーズやヨーグルト状と言われた所はおよそ近い表現を模したのかと思う形状でした。

ほぼ乾燥した外側は固形でカチカチ、緩んだらやや伸びるビニール状、溜まった内部膿は手作り豆腐の布漉し前という感じでした。

ちなみにこの膿も相当な臭いです。

モカはタマタマに出来てるので風通しも悪く、余計に臭いが篭っていました。

ただ清潔に保つしかなく、ケージ内はトイレと水ボトル、牧草入れ、暖房器具のみで、敷き藁やわら座布団、毛布は全部撤去、ペットシーツもなしで、汚れたら拭くを徹底。

軟膏の前に膿を絞り、絞りきれない奥の膿は手前に寄せて軟膏を塗り込みました。

傷口が塞がってからは、再診で膿も小さくなったので抗生剤だけ飲ませています。

モカのエライ所は、大人しく軟膏も塗らせてくれたし、膿も出させてくれたし、抗生剤も喜んで飲んでるところです。

これを嫌がる子だと、お世話がもっと大変かもしれません。

治療中に換毛が始まったので、食欲があったのは、そのせいかなとも思います。

去勢手術はオス1匹で飼ってる分には必要性が低いそうですが、麻酔リスクを乗り越えて、こういった膿瘍リスクも乗り越えたら、メリットもあります。

我が家では、去勢手術をしてかなり変わりました。

モカ→部屋んぽ中、糞をばら撒かなくなった。発情でイライラしない。カクカクのぬいぐるみも必要なし。牧草(特に硬い1番刈り)を食べるようになった。顎すりや飛ばしっこなど過剰なマーキングしないようになった。

ココア→部屋んぽ中のチッコがなくなった。人への噛みつきが軽減された。怒り方が噛む以外の方法(ブッと鳴く、うさパンチする)を習得。

同居うさぎへの攻撃性も減るとのことですが、これは年齢や相性にもよるのか、モカはココアに寛容ですが、ココアはモカが嫌いは変わらずでした。

今後変わってくるのかもしれません。


ケージ越しに仲良く出来る日が来たら、いいなと思います。