初めてのピアノアドベンチャーの指導方法のセミナーを受けて、11月~スタートした生徒さんから順次ピアノアドベンチャーを使ってピアノ指導を始めました。

教材を見た時に、子どもたちの発達にとても合った本で、私の生徒さんの中では発達障害やグレーゾーンの子もいるので、グレーまでいかないけどちょっと気になる子や、サウンドツリーだと展開が早すぎて導入期をもっと大事にしたい子には使いやすいと感銘受けました。

もちろん、サウンドツリーの方が成果が出る子もいると思いますが、特に年少さんなど低年齢の子は、まだまだ指の使い方が貧弱で文字を書くことが難しいケースもあり、その状態でのサウンドツリー付属のワークブックが使いづらい子も居ました。別途でぴよぴよピアノシリーズを使って、ドレミの補完をしていましたが、これもミドルCを親指から使うため、親指を使う時にどうしてもマムシ指になる子がいます。

年齢と共に親指のマムシ指が改善するケースもありますが、定着させてしまう前に正しい使い方を覚えるには、やはり発達とともに使える時期に正しい使い方を覚える方が自然な形だと思いました。

今後のピアノアドベンチャー教材については、サウンドツリー使用者で伸び悩んでしまったり、バーナム・ぴあのどりーむの小学生3年生以降から習い始めた子にも途中から以降出来ないかを探っています。

ピアノアドベンチャーではカワイ音楽教室のグレードテストは受験できないので、テスト受験する際はテスト課題を練習する必要が出てくるので、C区分でのテスト課題に含まれることを期待しています。ピアノアドベンチャーが全音出版から出ているので、提携しているから課題として採用されないかなぁ……という希望(笑)

ピアノアドベンチャーは特に順番が決まってないのも良い。早速、11月スタートの生徒さんが好きなページから初めてもらいましたが、しっかりとしたBEATを刻んで歌っているだけで簡単に課題が出来ました。もちろんBEATを刻む活動を講師は補助しなくてはなりませんが、何よりiOSアプリで音源を流しながら指導出来るので、講師が伴奏を弾かなくても一緒に生徒と課題を弾けるのはメリットです。

元々私は電子オルガンからピアノを習い始めたので、基礎を大人になってから習ったのですが、学生時代に習っていたI先生がどんな課題でも右側に座って楽曲を一緒に弾いてくれました。ハノンもツェルニーも。

電子オルガンのレッスンだと先生と一緒に一緒の音を出すというのは鍵盤上難しく、他のポピュラーピアノでもどちらかというとリズムやコード確認で演奏を聴いてもらうスタイルだったので、一緒に弾いてくれるスタイルはとても新鮮で、ある意味では理に適っています。

最近学習している資格の一つに、右側に横並びで座る人は安心感を与えるそうで、左側だと威圧的に見えるんだとか。

幼児のピアノ伴奏や連弾は最も左側に先生が座って連弾してくれるから、確かに緊張するよなぁと思う。

講師が同じ音を弾いてくれるのは何となく心強い気もしたりで、自分の受けてきたピアノレッスンを再確認しながら、日々のレッスン・最近のレッスンを見つめなおそうと思いました。

さて、そんな竹成音楽教室ですが、募集枠が本当に少なくなってまいりました。時間調整中のところも含めて、現在39名がレッスンに来て頂いており、事務に割く時間や研修・練習時間を合わせていくと週間の仕事時間が40時間に迫りそうで、一旦募集を閉め切ろうかと考えています。体験レッスンは今月一杯まで受付予定です。