秋に入り、新規で体験レッスンのお問合せを頂いています。中々、時間の問題が多くて入会希望に添えないことがあり、申し訳ないです。

さて、今日はタイトル通りの困ったことを書いてみます。

私自身、生徒さんに対して不満を抱くことは少ないんですが……私も人間なので、感情があります。

なので、どんな生徒さんが来ると困るのかを上げてみます。

☆月謝を滞納する、支払いが遅れる、おつりが毎回必要……
 まずはお金のトラブルですね。昨今はキャッシュレス時代ですが、現金集金制をとっています。
 特に子どもさんの習い事の場合でも、現金を手渡しする事でお金の重みをや価値観を大事にしてほしいのと、教材代やレベル別月謝制度なので口座引き落としよりも、管理しやすいシステムを採用しています。たまの一回忘れるは全然良いんですが、毎回と頻度が多いと人間性を疑います。クレジットカードの支払いだって忘れたらブラックリスト載りますよね、ピアノ教室の月謝ぐらい……という気持ちになるのでしょうが、例えば給与支払い遅れたら吃驚しませんかね?
 おつりに関しては割と用意していますが、レッスン中に集金袋をチェックする時間がないのですぐに対応できないことが多いです。なので、おつりがあるなら事前にメモが欲しいし、金額の大きなおつりだとチェックを後回しにした私自身がテンパります。

☆無断欠席、遅刻が多い
 これも1回程度なら良いんだけど、連絡し忘れが何回も続くのはピアノレッスン来たくないんだろうなぁとしか受け止められない。遅刻に関しても嫌々来てるのかなと思ったり。
 行きたくない、辞めたいという事があれば辞めればいいと思うのです。無理して続ける必要性はありません。やりたくない人に教えるのも有意義な時間ではないです。

☆練習をする気がない
 コンスタントに練習する子は稀なので、してこない週があっても不思議ではありません。私も挫折した曲あります。あまりにボサノヴァのリズムが身体に馴染まず、無理って言った覚えがあります。
 でも最初から挑戦しなかったり、練習の仕方を教えてもその通りにして来なかったり、自己流のままだったり……となると、私の言葉はこの人には響かないんだなと思います。
 多分、これは相性の問題であって、私の指導力不足もあると思いますが、お互いに思い描いているレッスンと違っているんです。何か月もかけてすり合わせて調整していくこともできますが……特にこれは大人の個人レッスンだと多いです。私自身もいくつかレッスン受講して、この先生のレッスンは私が教えてもらいたい感じと違うなと思って辞めたこと何回もあります。
 グループレッスンだと他の人が居るので、練習できてなくても仲間同士でフォローしあえるんだけど、個人レッスンだと全て自己責任で出来ない事の粗が目立ってしまいます。生徒さんに向上心があって、自分に言い訳をすることなく立ち向かえると続きますが……何せ楽器の練習って思い描いているより地味でつまらん事ばかりの繰り返しです。日々のそのつまらん繰り返しが楽しいって思えないと、楽器を趣味にするのは難しいし、「やーめたっ」となっても別に良いと思います。もっとほかの楽しみを見つけても良いと思います。

☆目標がない
 こんな風になりたいな……という理想がないと、楽器はうまくなりません。とはいえ、練習が嫌だったり、教室に通っていればいつかうまくなると思い込んでいたり、努力なしには上達しません。
 ほんの少しの努力で良いのに出来ない自分はどうしてだと思いますか?
 具体的な目標と期限がないからです。この曲を何月までに絶対弾いてやるぞ! という強い気持ちがないと、ダラダラとしてしまいます。楽しいだけで続けられるのは、課題に出した曲を弾き切ってやるぞという気持ちで続きます。課題曲の楽しさがどこか知っています。難しいところをクリアできた喜びや達成感を感じます。出来ないことから出来たことへの積み重ねなので、その感動が薄いと楽器を弾く楽しみはわからないです。弾きたい曲を見つけてみましょう。私も次はどんな曲を弾こうか悩みながら、昔挫折した曲を引っ張りだしてきては再挑戦しています。

 ということで、困った編を出してみました。
 向上心のある生徒さんは大歓迎です。たとえ恥ずかしがり屋でも、アマノジャクでも、教室内で騒いでも、楽器に向かう集中力はしっかりと見ています。
 今月25日には発表会があります。参加する子はドキドキするけど、数か月の練習の成果をコンサートピアノで弾く貴重な機会を楽しんでほしいです。
 私はピアノを人前で小さな時に弾けなかったし、やりたくても習わせて貰えなかった苦しみがあるから、ピアノを習ってドレスや可愛い服着て演奏披露するのは羨ましい(笑)